マンションの屋上防水改修工事に「25年」の長期保証が付帯する理由
2024/12/06
フロアライトにタイマーをセットして自動でオン・オフさせれば防犯対策になる
長期休暇で旅行を計画している人も多いと思います。お出かけの前にはぜひご自宅の防犯対策を確認していただきたいのですが、マンション住まいの人の中には「セキュリティがしっかりしているから」と、特に防犯対策をしていないというご家庭も多いのではないでしょうか。
実際にどのくらいの侵入盗被害が起きているのか、警視庁が公表しているデータで確認してみましょう。それによると、平成15年以降、侵入盗の被害数は年々減少しているものの、いまだ一日あたり126件もの住宅に対する侵入窃盗が発生しており、多くの住宅が被害にあっています。
住宅の侵入被害で最も多いのは一戸建住宅で41.6%を占め、続いて3階建て以下の共同住宅が12.9%、4階建て以上の共同住宅が4.6%と続きます。このように、戸建て住宅よりも被害は少ないものの、けして「マンションなら安心」ということではないのです。
マンションの場合、集合玄関や自宅玄関にオートロックが導入されているケースも多いと思いますが、泥棒はそれ以外の場所からも入ってきます。例えばベランダに面した窓や、ベランダがなくても下階の庇など「足がかり」のある窓なども狙われます。
また、高層階なら安心だろうと考えている人もいるかもしれませんが、最上階や上層階も被害にあっています。何かしらの手段を使ってマンションに侵入したあと、エレベーターを使って屋上まであがり、屋上から何かに伝わって侵入するケースも報告されています。高層階だから安心というわけにもいきません。
そこで、行っておきたい防犯対策の一つ目に「狙われない工夫」があります。侵入盗は留守宅を狙うので「留守だと悟られない」ようにしましょう。
例えば、郵便受けには新聞や郵便物をためないこと。長期休暇の前には必ず新聞などはストップしてもらいましょう。洗濯物の出しっぱなしもやめましょう。
留守に見せないために、タイマー付きの照明器具を導入し、夕方になったら自動で点灯するようセットしておくこともおススメです。手始めに、間接照明のフロアライトなどでやってみてはいかがでしょうか。もし照明器具そのものにタイマーがついていなくても、別売りのタイマーを購入してセットする方法もあります。
それでも、侵入盗に目を付けられてしまうかもしれません。そのため「侵入させない」対策を取りましょう。侵入させないためには、基本的に「ダブルロック」にすることをお勧めします。ダブルロックとは、1か所の開口部につき、メインのカギとサブのカギと、2か所のロックがかけられる状態を言います。
玄関はすでにダブルロックになっているけれども、窓には鍵が一つしかないというご家庭も多いと思います。その場合、窓にサブロックを付けるリフォームをおススメします。サブロックを付けるリフォームは、1か所あたり数千円でできます。カギの数を増やして侵入に手間取らせることで、泥棒をあきらめさせる効果が見込めます。
3つめの対策として、ご近所の目をお借りする方法があります。長期に留守をする場合は最低でも隣住戸の人には声をかけておきましょう。そうすれば回覧板などがずっとポストに入りっぱなしになることなども避けられますし、何か異変があったら知らせてくれるかもしれません。
不審者がウロウロしているときも、チームワークのよいご近所同士ならすぐ気が付きます。もし「ご用件は何ですか?」と声をかけられれば「顔を見られた」と感じた泥棒は、狙うのをあきらめる可能性が高くなります。
以上のように、「狙われない」「侵入させない」「ご近所の目」—
この3つがそろえば侵入盗の被害にあう可能性を減らすことができるでしょう。長期休暇の前に、ぜひ一度確認してみてください。
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