マンション管理組合に管理会社のリプレイスを勧めたワケ
2025/02/10
先日、「マンション管理適正化診断」のために、関西エリアの某県に出張に行ってまいりました。
築35年目を迎える5階建ての共同住宅14棟で構成される「昭和のニュータウン」。
エレベーターも機械式駐車場もなく、まさしくシンプルなマンションです。
聞くところによれば、「自主管理による運営」ということで、日頃の会社の業務ではなかなか接点を持つ機会がないケースのため、「一体どんなものじゃろのう」と内心興味津々で伺いました。
行ってみると、すでにリタイヤされたと思しき3名の理事さんたちが相手をしてくれたのですが、<少々耳は遠いながらも>受け答えのこれまたしっかりされていること!
総会議事録、法定点検報告書、大規模修繕工事報告書などの閲覧を求めたところ、即座に提示され、単にファイリングされているだけでなく、資料の中身もキチッと見やすく整理されていました。
たとえば、総会議事録を拝見すると、きっと録音されているのでしょう、質疑応答の内容が丹念に逐語録としてワープロされています。
定期総会も、決算月から概ね3ヶ月くらい経過して開催されるのが普通なのですが、こちらは決算から1ヵ月後開催の超ハイスピード!
消防点検などの点検結果も、築30年超にもかかわらず、何の改善指摘事項もなくパーフェクト!
おまけに、各棟の理事が中心となって消防の自主点検も実施していて、その報告書もバッチリとファイリングされています。
マンション内(350世帯)のコミュニティ活動も盛んらしく、ハイキングや夏祭りも定期的に開催しているそうな・・。
まったくケチをつける余地もなく、ただただ絶賛するのみでした。
診断結果は、もちろん文句なしの「S評価」※。<※日本マンション管理士連合会の基準による最高ランク>
この後、マンションドクター火災保険の見積り提案が予定されていますが、保険料の大幅値引きは間違いないでしょう。
まさに日頃の努力の賜物ですね。どこかの管理会社にも見学させたいくらいでした(笑)
この記事へのトラックバックはありません。
Copyright © ilodolist All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。