マンションの屋上防水改修工事に「25年」の長期保証が付帯する理由
2024/12/06
1月10日付のBIglobeニュースで、「「スマート置き配」申込棟数、一都三県で4000棟突破」と題したニュースが掲載されていました。
<参考記事>
本記事の要約は以下の通りです。
■配送業者ごとに認証された配達員のみが入館できる上、エントランスの解錠履歴は全て記録されるため、セキュリティーに配慮できるのが特徴。
■マンションオーナーや管理組合、管理会社の初期費用、月額費用、工事費用などは全て無料。
■ AIやIoTで不動産業務のDXを促進するライナフは、同社が提供しているオートロックのマンションで置き配を利用できるようにするサービス「スマート置き配」の申し込み棟数が1都3県で4000棟を突破したと発表した。
■「スマート置き配」はオートロック付きマンションのエントランスに、専用のスマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を設置し、受け取る側があらかじめ指定した場所に配達員がエントランスのドアを開け、荷物を届ける。
■ 配送パートナーごとに認証された配達員のみが入館できる上、エントランスの解錠履歴は全て記録されるため、セキュリティーに配慮できるのが特徴。
■マンションオーナーや管理組合、管理会社の初期費用、月額費用、工事費用などは全て無料。オプションとして、内覧時など遠隔で解錠可能にする各種エントランス操作をプラスすることも可能という。
このシステムが優れているのは、宅配ボックスがすでに設置されているマンションにもメリットが大きいことでしょう。
コロナ禍に伴って、Eコマースの需要増とともに宅配ボックスの利用頻度が非常に増えていると思います。
そのため、宅配ボックスの利用がひっ迫し、再配達になるケースが増えているだけでなく、利用頻度の増加によって設備の不具合・故障が発生することも珍しくありません。
(下記アンケート参照)
このシステムを利用することによって、宅配ボックスの利用頻度が適正化され、再配達になるケースが減るとともに、設備に負荷がかかりにくくなるのではないかと思います。
「スマート置き配」では、専用デバイス(下の画像参照)を集合エントランスに設置すれば、スマホ等を使ってセキュリティ認証後、荷物を預かっている配送ドライバーが1回限り入館することが許可され、注文者が予め指定した場所に置き配ができます。
配送業者がいつ入館したかはログとして記録されるので、不特定の外部者が立ち入ることはありません。
なお、高額な商品や生鮮食品、共用部に置くと邪魔なサイズの大きいものは置き配設定はできない仕組みになっているとのことです。
また、上の記事に紹介されている通り、導入の際はもちろん維持費用も掛からないのは嬉しい条件ですから一度検討してはいかがでしょうか。
ただし、本システム導入の際には、マンションの使用細則に置き配の利用に関する以下のようなルールを条文として新たに制定することをお勧めします。
1)区分所有者に容認を求める事項
管理組合が指定する配送業者等が、専有部分の玄関前に非対面で宅配物を配送するサービス(以下、「置き配」という。)を運用するにあたり、管理組合が1階共用部分に、運用に必要な機器を設置することを容認する。
2) 区分所有者等への禁止事項
・ 管理組合が指定する配送業者、又は配送サービス提供者以外に配送を依頼すること。
・専有部分の玄関前以外の場所、又は通行や避難の妨げとなる位置に置き場所を指定すること。
・ 宅配物を24時間以上置き場所に放置すること。
・ 玄関扉等に置き配が収納できるもの常時設置すること。
・ 大量・大型の宅配物を通行や避難の妨げとなる状態で放置すること。
・他の区分所有者に不快感等を与えるような臭気を発したり不衛生な宅配物を依頼すること。
・ 生鮮食料品など、衛生的に問題となりうる宅配物を依頼すること。
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