親子のコミュニケーションを改善する「顔見るルール」

 

「最近、子供との会話が減ってるなぁ」

そんな風に感じる親御さんたちが増えているのだとか。

コミュニケーションを深めることの重要性は認識しつつも、日々の忙しさや子供のちょっとしたサインを見抜けないなど、さまざまな理由で、願うほどうまくはいかないと悩む「親子関係」。建築プロデューサーに意見を伺うと、面白い傾向が見えてきます。

 

玄関から自室に直行する子供たち

日本の住宅は、玄関を入ってすぐのホールや廊下に2階への階段があり、子供たちが帰宅後に自分の部屋に直行してしまうことが問題拡大の種の一つであると指摘されるようになり、「動線」を重視した間取り作りを意識する方が増えてきたのだそうです。

帰宅した子供が、家にいるお母さんの顔を見ることなく自分の部屋に直行する、なんてことにならないよう、リビングに階段を設けるなどのプランニング術が強調されるようになりました。

ところが、建売住宅やマンションの場合は? 購入時に間取りを変えるというのは困難ですから、子供とのコミュニケーションを重視する際に悩んでしまうわけです。

そこであるご夫婦は話し合い、「帰宅したら必ず家族みんなの顔を見る」「家族の誰かが帰宅したら必ずみんなで玄関まで出迎える」というルールを設けたのだそうです。

 

帰宅が楽しみになる!「おやつ」戦法!?

子供が学校から帰宅したら、まず、お母さんの姿を探すこと。「ただいま」「おかえり、今日はどうだった?」という会話が習慣化するように、また、子供のちょっとした変化にすぐに気付けるように、「お母さんに会う」ということを規則にしたのです。

お母さんも、子供が帰宅を楽しみにできるように、ダイニングにおやつを用意しておくのだとか。これだけで子供の様子が分かるのだそうです。

このご家族は「玄関→子供部屋」と直結している間取りのマンション住まいでしたが、こうしたルールを徹底した甲斐あって、大学生になった今でも、帰宅したお父さんを玄関まで出迎えに来るほど家族仲が良いのだとか。今では2階建ての一軒家住まいですが、20歳を過ぎた子供たちが全員、2階で何をしている時でも、その手を止めて玄関まで下りてきてくれるのだそうです。

もちろん理由は一つではないと思いますが、コミュニケーション力を強めるには、確かに有効なルールかもしれません。

 

住まいに限界があるなら、ルール作りでカバーしよう

日本の住宅はどうしても狭小スペースになりがち。そのために玄関と自室が直結してしまうプランニングが主流のようですが、理想的な暮らしに対するそのような障害は、それを補うような家族ルールを設けることで対処できるのだとか。

こうしたルール作りが巧みであるほど、住まいの限界を超えた、強い家族の絆を作り上げていけるのだそうです。とても参考になりますね。

 


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ilodolist編集部

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