避雷針のあるマンションでも落雷対策が必要なワケ

先日全国的に梅雨入りし、今年も初夏を迎えましたが、近年は夏の時期にゲリラ豪雨に見舞われる機会が増えてきました。

そして、ゲリラ豪雨や夕立ちとともに時折発生するのが、カミナリです。

「マンションには避雷針があるから、カミナリは落ちないんでしょ?」と思った貴方!

その考えは、残念ながら甘い…。

たしかに、鉄筋コンクリート造のマンションでは、建築基準法にもとづき避雷設備(※ただし、地上20メートルを超える建物が対象。)が導入されています。

ただ、避雷針はあくまで「建物を雷から守るため」のもので、建物の中にある物を守ることまでは考慮していません…。

現代では、電子機器がたくさんあります。テレビや冷蔵庫、エアコンはもちろんのこと、エアコン、パソコン、電話など電源以外のラインをつなげた機器もありますね。

たとえマンションに避雷針が設置されていても、落雷電流の一部が電源回路だけでなく、通信回線やアース線を経由して建物内にも侵入することがあるのです。

これを「雷サージ」と言います。

その「雷サージ」によって流れた電流が異常に大きい場合には、上記の電気機器や電子機器が故障することがあります。

こうしたリスクを回避するには、雷が落ちる可能性がある間、雷サージの侵入経路を遮断するためコンセントや通信回線等を抜いておくことです。

100%の保証はありませんが、まず被害に遭うことはないでしょう。

ただし、家を留守にしている時などは、この方法では対応できません

こうした不在時も含めた予防策として、設備機器にあらかじめ避雷器(サージ防護デバイス)を取り付ける方法があります。

この避雷器には、機器ごとに取り付けるタイプのほかに、居室内の分電盤に取り付けて家中全体の器機を保護するタイプもあります。

家庭で簡単に使えるものなら、下のような機器がネットでも購入できます。

決して高額なものではありません。

電源タップ:【ELECOM 電源タップ 雷ガード マグネット付】

アンテナ線:【日本アンテナ 雷ガードタップ付2分配器】

というわけで、マンション住まいの方も万が一に備えて落雷対策を考えておかれることをお奨めします。

 


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村上 智史

村上 智史

株式会社マンション管理見直し本舗代表取締役・All About マンション管理士ガイド。早稲田大学卒業後、三井不動産に入社。土地オーナーとの共同事業、ビル賃貸事業、Jリート(不動産投資信託)の立ち上げに従事した後2013年3月退職。2013年5月 『あなたの資産を守る!マンション管理見直しの極意』(自由国民社刊)を上梓。無関心な住人の多いマンション管理組合が潜在的に抱えるリスクを解消し、長期にわたって資産価値を維持できるソリューションを提供することで、「豊かなマンションライフ」の実現を目指しています。

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