マンションの雪対策、どうしている?

屋根のない駐車場で雪が降ると・・・

屋根のない駐車場で雪が降ると…

マンションの雪かきは誰がする?

今年は暖冬だと安心していた矢先、日本列島に記録的な大寒波がやってきました。広い地域で雪が降り、雪かきで汗を流した人も多かったのではないでしょうか。雪かきは、戸建て住宅なら家主がしますが、マンションの雪かきは誰がするのでしょうか。

私が雪が降る地域に住んでいたころ、その小規模賃貸マンションでは基本的に住人が自発的に雪かきをしていました。雪かきのスコップや、ソリのように雪を押して運ぶことができるスノーダンプなど、雪かきの道具は管理人さんが用意してくれており、雪が降るとエントランスホールに「どうぞお使いください」とばかりに並びます。

中には個人で雪かきスコップを持っている人もいましたが、収納スペースがあまり多くないマンションで、借りれば済んだのは助かりました。

青空駐車場の雪かき

雪かきで一番手間がかかるのは青空駐車場から車を掘り出すことでした。隣の大型マンションには敷地内に広い青空駐車場がありましたが、そこには管理組合と契約している除雪車が定期的に入っているようでした。

でも、毎朝の出勤時にはやはり各々が雪をどけるしかありません。青空駐車場の場合、自分の車を出すために雪の日には朝晩と雪かきが必要で、かかる労力は相当なものです。

雪が降ってもラクな方法

一方、分譲マンションおよび一部の高級賃貸マンションでは駐車場は屋根付き、エントランスやアプローチ、車路などにロードヒーティングを入れている物件もあり、それだと雪かきをしなくてすみ、とてもラクで足元も凍らないので安全です。ロードヒーティングとは路面の凍結を防ぐために舗装の下に温水を流すパイプや電熱線を敷きこんだ設備のことです。

関東以南では雪に慣れていない分、少しの降雪でも足を取られてケガをしたり、車が事故を起こしたりしています。さらに最近ではドカっと雪が降る年があり、雪対策が必要では、と感じます。

これからは、関東地域のマンションでも雪国の知恵と技術を拝借し、ロードヒーティングなどの融雪設備の採用を検討してみてもいいのではないでしょうか。


井上恵子

井上恵子住まいのアトリエ 井上一級建築士事務所主宰

投稿者プロフィール

一級建築士・インテリアプランナー。大手建設会社の設計部に約15年間勤務し、主にマンションの設計・工事監理を担当。独立後はマンションの性能や品質、間取り、子育てマンションなどを中心に多数の記事をWeb、新聞などに執筆。情報総合サイトAll About公式ガイド。マンション購入セミナーの講師なども行う。女性目線を大切に、みなさんの安心・安全な住まい選びのお手伝いをサポートしていきたいと考えています。著書に「住宅リフォーム計画」(共著、学芸出版社)「大震災・大災害に強い家づくり、家選び」(朝日新聞出版社)など。

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