倉敷を訪れたら、もう踏めません

 

昨今再び注目を集めている、日本の職人芸。

日常生活では意識しないようなところに技術の粋が凝縮され、「そんなところにそんなものが…!」と感心してしまう時があります。

畳縁メーカーの高田織物株式会社(岡山県倉敷市)は、「畳縁(たたみべり)」の専門店。工場直営の「TATAMI-BERI FACTORY SHOP FLAT」では、7月からショップ限定商品の販売を開始しました。

和室でのマナーとして、畳の縁は踏んじゃダメ、といいますがこちらで生産されている畳縁は、そのマナーを知らずとも、むやみに踏むのが憚られるデザインばかり。

昔ながらの和柄から、ポップな水玉模様、さらにキャラクターとのコラボまで成し遂げてしまう懐の深さ。

その数およそ1000種類(!)ということで、工場の壁一面に並ぶ色とりどりの畳縁は圧巻だそうです。

部屋に合わせた畳縁を発注できるのはもちろん、店舗では畳縁を利用した小銭入れやベルトなども販売中。職人さんがどこまでも織りにこだわって作られた丈夫さや味わいは、ずっと手元に置いておきたくなります。

工場が居を構える倉敷市は、古くから繊維の街として栄えてきました。穏やかな瀬戸内海の景勝地でもあり、街には白壁の倉が並びます。

この夏、旅行での寄り道にいかがでしょうか?

 

TATAMI-BERI FACTORY SHOP FLAT
Photo via Richard Murdey

 


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伊藤七ゑ

伊藤七ゑ

1988年生。日本大学芸術学部卒。卒業後、渋谷でWeb編集者を数年経験。占いで引っ越しを決めて風水に従ってお掃除します。Pinterestでかわいいインテリア画像を集めているときが至福です。

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