マンション管理費の長期滞納問題、知っておくべき解決方法と事前の対策
2024/07/05
換気ガラリがついた室内ドア。ドアを閉めていても通風が取れる
日本には四季がありますが、その四季おりおりを快適で健康的に暮らせる家に住みたいですよね。最近の住宅は高断熱・高気密仕様が増えており、またエアコンをはじめとする冷暖房機器の性能も向上しているため、それらを活用すれば、夏は涼しく・冬は暖かく、快適な暮らしができるでしょう。
ただし、夏場を例に取ってみると、冷房そのものが苦手な人もいますし、一日中ずっと冷房が効いた部屋にいると、なんとなく体調が良くないと感じる人もいるでしょう。一日中空調をかけているという生活スタイルは、経済的にもあまり好ましくはないですよね。
建物自体にくふうをすることで、夏でもあまり冷房に頼らずに過ごしやすい室内環境を得ることができます。具体的にはその土地の風向きを考慮して自然通風を上手に取り込める位置に窓を設けること、南向きの窓には深い庇を設けて窓に直射日光が当たらないようにすること、などがあります。
室内に自然通風を取り込むためには、出口と入口の二か所以上の窓が必要です。一戸建て住宅の場合は比較的窓を設けやすいのですが、マンションの場合は一つの部屋に設けられる窓の数は限られてきます。
そこで、住戸内になるべく空気が流れるように、換気口がついた室内ドアを採用したり、ドアの上に通風用の欄間(らんま)を設けるなどのくふうを取り入れたマンションも出てきています。このようなくふうがあれば、部屋に窓が一つしかなくても、ドアを閉めたままでも部屋から部屋へと風が通り抜けやすくなります。
このように自然の力を最大限利用し、かつ必要な時にエアコンを併用していくという方法が、光熱費を節約しながら体に負担が少なく、快適に過ごせる住まいの条件となるでしょう。
最新のマンションは断熱性や気密性が向上し、窓にはペアガラスを採用するなど室内環境はかなり良くなっていますが、これからマンションを購入する人はさらにそれにプラスして、今回ご紹介したような自然通風や日射のコントロールができているかどうかも、ぜひ一つのチェックポイントにしてみてください。
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