マンション管理費の長期滞納問題、知っておくべき解決方法と事前の対策
2024/07/05
「OCEANS」というサイトの「 不動産の噂の真相」コーナーで、「マンション管理組合の活動は面倒な割に成果が少ない、は本当か?」という記事が掲載されていました。
本記事の要約は、おおむね以下の通りです。
- 「マンションの管理組合活動は大変なわりに成果が少ない」というウワサの真偽ついては、大変な場合もあればそうでない場合もあり、成果についてはパワーをかけた分だけ、プラスにはね返ってくることもある。
- 重要なことは、その成果が住環境の改善にとどまらず、資産価値に表れる場合もあることだ。
- 資産価値の維持率を左右するのは「管理の良し悪し」で、「違いを生み出す」管理ができるかどうかにかかっている。
- 例えば、大規模マンションなどで地域を巻き込んでお祭りや季節のイベントを企画したり、共用スペースを地域のサークル活動などに貸し出し、管理組合の財務を改善してより手厚い管理に使ったりなどの事例もある。そうした積み重ねが地域の評判を生み、地元で人気化することにつながっていく。
- そして、他のマンションと比べて優位性を生む独自の取り組みができるかという点で、理事会が意志をもつことが重要だ。
- 理事会参加のベネフィットとして、イベントの企画や組織のマネジメントの経験を積めたうえ、世代を超えた人脈が広がったと話す理事もいる。管理組合の活動は、たしかに面倒な側面もあるが、関わり方次第で有意義な活動にすることもできる。
この記事が何を目的に書かれたかはよくわかりません。
筆者が言いたいことは、
「マンションをいかに住みよくできるか、長きにわたって資産価値を維持できるかは、管理組合の理事会のマネジメントの良し悪しにかかっている」ということなのでしょう。
その結論に対して、異論はありません。
ただ、管理組合活動の「意義」をもっと可視化しない限り、結局は区分所有者のもともとの「民度」(=意識・関心の高さ)によって管理組合の運命はほぼ決まってしまうことになるように思えます。
私の意見としては、「私たちの生活水準や資産価値を守るため」という観点から、組合活動参加の重要性を説き、無関心状態から脱却する必要があると考えます。
管理組合の皆さんにとって必要なのは、たとえば以下のような問いかけではないでしょうか。
こうした質問にすべて自信をもって答えることができる管理組合は、当面は安心してもよいでしょう。
<参考記事>
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