マンションの屋上防水改修工事に「25年」の長期保証が付帯する理由
2024/12/06
住まいを選ぶときに「マンションか、一戸建てか」は一つの大きなテーマでしょう。それぞれに良いところも悪いところもあり、一概にどちらとは決められません。住みたいエリアと予算の関係、あるいは自分自身の好みなどによって決めることも多いはずです。
しかし、どちらの場合であっても考えなければならないのは、その住まいでの「暮らし方」です。物件の見た目やイメージだけでなく、「どのような生活をするのか」を想像してみることが欠かせません。
毎日の生活の中で誰もが直面するのは「ゴミ出し」の問題です。自治体ごとに異なる分別のルールを守るのはもちろんのこと、ゴミを出す曜日や時間についてもあらかじめよく調べておきたいものです。とくに夜勤などが多く毎日の起床時間が遅い人、日常的に夜型の生活を送っている人などは注意が必要でしょう。
自治体や地域によって事情は異なりますが、「◯曜日の朝8時まで」「◯曜日の朝7時から8時の間」など、たいていはゴミの種別ごとに曜日と時間帯が決められています。時間を過ぎれば収集車に間に合わず、かといって自分が就寝する前のまだ暗いうちにゴミを出せば近所迷惑にもなりかねません。
郊外で小さな一戸建てを購入したある単身者の例では、住宅購入後に夜勤シフトとなり、帰宅して就寝するのは毎日、早朝の4時頃。ゴミ出しの日は3時間あまり睡眠した後にいったん起き、ゴミを出してからまた眠りにつくとのことでした。起きるのが辛いときは、どんどんゴミが溜まってしまうこともあるようです。
ゴミ出しの自由度が高いのは、一戸建てよりもマンションの方でしょう。ただし、それは「扉や天井で外部と区画された専用のゴミ置場」を備えた場合で、ゴミ置場が外部に開放しているタイプのマンションは一戸建てとあまり変わらないこともあります。現地見学の際にはゴミ置場の様子をしっかりと確認しておくことが大切です。
専用のゴミ置場がある場合でもマンションで決められた「使用細則」などは守らなければなりませんが、ゴミを出す時間の許容度は高く、収集日には管理員がまとめて集積所に出してくれます。実際にどのような運用がされるのかは、購入を検討する際に使用細則などを確認するほか、中古マンションであれば売主からもよく話を聞いてみましょう。
しかし、ゴミ出しの面ではマンションのほうが有利なものの、夜型の生活の場合にはマンション特有の問題が生じることもあります。とくに遮音性が低いマンションでは、深夜の生活音に十分な配慮も必要です。
人々の生活スタイルが多様化しているとはいえ、深夜に就寝している人が大半ですから、周りの部屋に迷惑がかからないようにしなければなりません。不規則な生活でも周囲への気兼ねが少なくて済むという観点で考えれば、一戸建てのほうが有利な場合もあるでしょう。
特に単身の方、あるいは日常的に夜が遅い夫婦の場合は、一戸建てとマンションのどちらを選ぶかに際しては、さまざまな視点で検討するようにしましょう。
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